こんにちは、uchi+SOTOの大谷です。今回は「コンクリート」と「モルタル」の違いについてご紹介します。どちらも外構工事には欠かせない材料で、見た目は似ていますが構成材料や使用用途に違いがあります。 モルタル=セメント+砂+水モルタルは、セメントに砂と水を混ぜ合わせたものをいいます。ここで使用する砂は「細骨材」とよばれ、粒子が小さいため柔らかく加工しやすい特徴があります。そのためレンガやブロックの接着剤として使用されたり、階段などの仕上げ材にも適しています。 コンクリート=セメント+砂+砂利+水コンクリートは、モルタルの材料に加え砂利を混ぜ合わせたものをいいます。砂利は「粗骨材」とよび、細骨材よりも粒子が大きいため、滑らかなモルタルに比べてザラザラとした仕上がりになります。この粗骨材がセメントと結びつくことで、モルタルよりも高い強度が得られ、建物や駐車場の舗装材などに広く使用されています。しかし引っ張る力に弱いため、外気温との温度差や乾燥による収縮などによりヘアークラックとよばれる細いひび割れを起こすことがあります。これを完全になくすことはできませんが、コンクリートの中に鉄筋を入れたり、一定の間隔で伸縮目地などを入れることで、ある程度予防することができます。 ご家庭用のモルタルやコンクリートもホームセンターなどで手に入れることができるので、DIYをされる方もご参考にしてみてください。