やさしい外構を設計_敷地と道路の段差と少しだけ車庫土間 こんにちは、uchi+SOTOの木下です。前回は、やさしい外構として ・アプローチ・スロープ・階段の設計 ・屋外手すり ・土間仕上げ ・高低差 についてご紹介をさせて頂きました。 ①以前の記事⇒やさしい外構を設計_アプローチ・スロープ・階段等 ②以前の記事⇒やさしい外構を設計_屋外手すり ③以前の記事⇒やさしい外構を設計_土間仕上げ ④以前の記事⇒やさしい外構を設計_高低差合わせて読んでいただけると嬉しいです。 今回は、敷地と道路の段差についての、住環境設備とは、を考えたいと思います。 前面道路と敷地の間には側溝がある事がほとんど この立上り(段差)部分が、車いすの通行だと障害となります。一番簡単な方法だと、段差を解消するスロープを、設置するのがいいと思います。 しかし、根本的な解決を!という状態なら、歩道切り下げ工事を行うことが出来ます。段差の低い側溝に変えるという工事です。側溝については以前大谷がコラムを書かせて頂いています。合わせて読んでいただけると嬉しいです。 以前の記事 ⇒ U字溝とL字溝の違い また、申請手続きの費用発生しますが、段差を低くする事が出来、車いすで自走される方には、可動域がひろがると思います。 少しだけ、車庫土間についても・・・・。 そして、駐車場の設置にも工夫が必要になります。 本来、駐車場の轍(わだち)というのは、車のタイヤが乗る幅を考えます。まず、やさしい外構だと、 車いすが駐車スペースまで、 通行できる土間 幅また、車いすが停車可能なスペース。車いすから乗り降りするスペース。 運転席に 乗車するのか 後方の座席になるのか 位置はどこになるのかの 十分な聞き取りをしたうえでの設計が必要になります。 高槻市でも、要支援・要介護の認定をすでに受けている方で、日常生活での自立支援のための小規模な住宅改修を行なった場合、申請額20万円を上限として利用者負担割合に応じた保険給付額(9割,8割または7割)の支給が受けられます。(詳細はリンク先を参照ください)⇒高槻市ホームページ外構を計画する際には、やさしさもプラスして頂けたら、よりよい「つなぐ庭」が出来るかと思います。読んで頂き有難うございました。