カーポートとガレージの違いについて(3回目) 今回は、カーポートとガレージ(3回目)の違いについてご紹介します。以前、 ① カーポートと種類の選び方について ⇒ 以前の記事 ② カーポートの屋根材の種類と特徴について ⇒ 以前の記事 ③ カーポートの柱材と種類の特徴について ⇒ 以前の記事 ④ カーポートとガレージの違いについて ⇒ 以前の記事 ⑤ カーポートとガレージの違いについて(2回目) ⇒ 以前の記事を書かせて頂きました。 合わせて読んで頂けると嬉しいです。では、早速 ガレージとカーポートの違いの続き(3回目)です。どちらが、ご自宅に適しているか参考にして頂けたら嬉しいです。 今回は必要面積についてです。では、早速。 「必要面積」(建ぺい率) 駐車スペースを確保する時に、注意する事があります。「建ぺい率」です。※建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合を指します。わかりやすく説明すると「その土地に対してどのくらいの規模の建物が建築できるのか」を定めたものです。日照の確保や災害を防ぐ目的で、用途地域に応じて制限が定められています。(詳しくは後述)建ぺい率をオーバーした物件を建てると違反建築物となってしまうため、注意が必要です。 実は、「カーポート」「ガレージ」も建ぺい率に含まれます。「カーポート」「ガレージ」を設置する事により、建ぺい率が基準値を超えた場合は設置不可となります。 「建ぺい率緩和の条件」 その条件とは、以下の4つです。① 天井が2.1m以上の高さであること② 柱同士の感覚が2m以上あること③ 外壁のない部分が連続して4m以上あること④ 地階を除く階数が1であること(*自治体によって異なる場合があります)普通車の規格は「全長:4,700mm 全幅:1700mm 全高:2000mm 総排気量:2,000cc」のいずれかを上回るものと決まっています。普通車だと、駐車するためのカーポ-トは、条件をクリアすることがわかります。また、カーポートはガレージより狭い面積で設置可能です。住宅だけで建ぺい率がぎりぎりの場合には、ガレージではなくカーポートを建築するほうがよいでしょう。 カーポートは固定視線税には加算されませんが、住宅の建ぺい率には加算されます。 今回はここまでになります。次回は容積率についてご説明します。読んで下さり有難うございました。