こんにちは、uchi+SOTOの大谷です。生垣シリーズ最後となる今回は、生垣におすすめの「花を楽しむ庭木」を2つご紹介していきます。前回記事 〉〉生垣に使用する「定番の庭木」 アベリア ■分類:スイカズラ科 アベリア属 半常緑広葉 低木■樹高:1~2m■花期:6~11月アベリアは初夏から晩秋にかけて、長く花を楽しむことができます。白色かピンク色の小さな花を咲かせ、ほのかに漂う甘い香りが魅力的です。生長はかなり早く、刈り込みや公害にも強いため、公園や道路沿いなどによく植えられます。放任すると、徒長枝(上にまっすぐ伸びる枝)が方々から発生し樹形が乱れやすくなるため、春と秋に強めの刈り込みを行うのが望ましいです。また半常緑でありながら寒さに強く、半日陰でも育ちます。ただ花付きを良くしたい場合は日当たりの良い場所がおすすめです。さらに斑入りの葉が特徴のカラーリーフの品種も人気があります。 トキワマンサク ■分類:マンサク科 トキワマンサク属 常緑広葉 中高木■樹高:3~6m■花期:4~5月マンサクという落葉樹がありますが、こちらは常緑樹のためトキワ(常盤)マンサクと名付けられました。春に花を咲かせ、秋には実を付けます。リボンを束ねたような細長い花を株全体に咲かせるため、とても華やかで見応えがあります。ただ花が咲き終わると、花弁がたくさん落ちるので掃除が面倒かもしれません。一方で刈り込みは年に一度(秋)で良いという手軽さもあります。 トキワマンサクには白花と紅花があり、紅花をベニバナトキワマンサクといいます。この2つの違いは花の色だけではなく、葉の色にもあります。基本種である白花トキワマンサクの葉は、黄緑色で明るく可愛らしい雰囲気ですが、変種のベニバナトキワマンサクは赤紫色で落ち着いた上品な雰囲気を楽しむことができます。この他にも色や樹形の異なる様々な種類があります。生垣として植えられるようになったのは近年で、シンボルツリーとしても人気があります。 いかがでしたでしょうか?敷地の境界、お庭の区切りをお考えの方は、ぜひ生垣も候補の一つとして入れてみてくださいね。