こんにちは、uchi+SOTOの大谷です。また
庭木におすすめの落葉高木を、順に3種類ご紹介しています。また
3種類目の今回は、日本庭園には欠かせないイロハモミジです。また

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イロハモミジ

分類   ムクロジ科 カエデ属
別名   イロハカエデ(正式和名)
原産地  日本(福島県以西)・朝鮮半島
     中国・台湾
樹高   5~10m
花期   4月~5月

イロハモミジ_紅葉②

秋の紅葉の代名詞のように使われるイロハモミジ。
紅葉以外にも新緑やプロペラのような翼のついた実など見どころがたくさんあります。

日本のカエデは約30種類あり、代表的なものにイロハモミジ、オオモミジ、ヤマモミジなどがあります。園芸品種も多く様々な形状の枝葉が楽しめます。

イロハモミジは、日の当たる場所で保水性があり肥沃な土壌を好みます。
直射日光や半日陰にもある程度耐え、適応能力のある庭木です。

 名前の由来

「カエデ」の呼び名は、葉の形がカエルの手に似ているところからきており「蛙手(カエルデ)」が派生したものです。

「もみじ」ということばは染め物に由来します。
昔の人々は秋に木々が色づくことを「もみつ・もみづ」と呼び、それが名詞化したものが「もみち」です。やがて「もみぢ」と濁音化された後に「もみじ」となりました。
元の「もみづ」は、紅花を用いた染色の工程にある「揉み出(い)づ」よりきています。

 花と実と葉

新芽の時期に、深紅色の小さな花が枝から垂れ下がるようにして咲きます。
雌雄同株なので雄花と両性花が混ざっています。

花が終わると翼果とよばれる果皮の一部が翼状に発達した実をつけます。
2枚の翼を付けたイロハモミジの実は分離翼果とも呼び、回転しながら種を遠くまで飛ばすことができます。

葉の形は手のひらに似ており、5~7つに裂けています。この切れ込みを「いろはにほへと」と数えたことから「イロハ~」の名がついたと言われています。
直径は3~7cmほどで他の種類よりも小さめなため、コハモミジともよばれます。
葉の縁は重鋸歯(じゅうきょし)というギザギザが入っています。
秋は環境や個体によって赤、オレンジ、黄色に染まります。

イロハモミジ_花
イロハモミジ_実

 剪定

剪定は休眠期の11~2月に行います。
夏季に強い剪定をしてしまうと枝枯れを起こす可能性が高いです。
また、大きな枝を剪定した際には、切り口に保護材を塗り、雑菌の侵入を防ぐことが大切です。
成長が早いイロハモミジは単純に強く切り込めばよいわけではなく、プロでも難しいと言われています。
ある程度スペースのある場所に植え、枝が細いうちから将来の樹形を考慮して剪定する必要があります。

 病害虫

病害虫はイラガ、アブラムシ、テッポウムシなどに注意します。
もみじ類は薬剤が苦手(薬害が起きる)なため、害虫予防を行いなるべく薬剤散布を避けるのが望ましいです。また

庭木選びに悩まれている方は、ぜひお気軽にご相談ください。またまた