こんにちは、uchi+SOTOの大谷です。また1年中緑の葉っぱが楽しめる常緑樹。またそんな常緑樹の中から庭木におすすめの樹種を3種類、順にご紹介したいと思います。3種類目の今回はオリーブです。前回記事 〉〉ソヨゴ ‐ 庭木におすすめの常緑高木 オリーブ 分類 モクセイ科 オリーブ属別名 太陽の樹原産地 地中海沿岸・中近東・北アフリカ樹高 2m~開花 5月下旬~6月上旬収穫 9~11月 環境・用途・育て方 温暖な気候と日当たり、水はけの良い土壌を好みます。乾燥に強く根付いたあとの定期的な水やりは必要ありません。しかし、花芽分化(植物の新芽が花や実になること)する冬と結実期は水を切らさないよう注意が必要です。萌芽力が強いオリーブは樹齢が長く、地中海地方では1000年を超える老木があるほどです。世界に約1000種類以上あるといわれているオリーブ。その樹形のタイプは、直立型と開帳型に大きく分けられます。直立型はまっすぐ上に伸びるため、スマートな印象がありシンボルツリーや狭い場所に最適です。開帳型は横に広がるように成長するため、ある程度スペースが確保できるお庭におすすめです。 花と実と葉 オリーブの花は、初夏に白や黄白色の小さな花が集まって房状に咲きます。見た目は同じモクセイ科のギンモクセイに似ており、開花期間は1週間程と短いです。その後丸々とした緑色の実をつけ、赤紫から黒色へと熟していきます。しかし、ほとんどのオリーブは2品種以上を近くに植えるか人工授粉をしない限り実はできません。これは自身の花粉で受粉しない「自家不結実性」を持った品種が多いためです。単植でも実ができる「自家結実性」のある品種もありますが、こちらも他品種と一緒に植えた方が実付きは良くなります。また受粉しやすい品種の組み合わせがあるので、実を収穫したい場合は品種選びが重要になります。葉は細長い楕円形で、硬く厚みがあります。表面は光沢のある緑色、裏面は銀白色で短毛があります。 関連記事 〉〉縁起のいい庭木「オリーブ・月桂樹・柊」