こんにちは、大阪府高槻市で外構工事を手掛けているuchi+SOTOです。
日本の秋を彩る「モミジ」と「カエデ」。この2つの違いをご存知ですか?
今回はモミジとカエデの見分け方や代表的な品種についてご紹介します。

葉の形で見分けるモミジとカエデ
モミジとカエデは、どちらも同じムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木で、葉の見た目によって名前が区別されています。葉の切れ込みが深く、特に美しく紅葉するものを「モミジ」、葉の切れ込みが浅いものを「カエデ」と呼んでいます。
世界には約150種類のカエデが存在しますが、このような認識は日本独自のものです。
英語でカエデは”Maple”、モミジは”Japanese Maple”と表記されることから、世界的にもモミジが日本のカエデと認識されていることがわかります。
- 分類 :ムクロジ(カエデ)科 / カエデ属 / 落葉高木(常緑種もあり)
- 学名 :Acer(アケル)
- 原産地:北半球の温帯地域(日本・中国・北アメリカ・ヨーロッパ・北アフリカ)
- 特徴 :葉は多くが対生で切れ込みがないものもある / 実は翼のある翼果
名前の由来
「モミジ」という名は、古語の動詞「もみづ(揉み出す)」に由来します。
この「もみづ」には、染料を揉んで色をにじませるように、植物が赤や黄色に色づくという意味がありました。やがてこの動詞が名詞化されて「もみぢ」となり、最終的には特に鮮やかに色づくカエデの仲間を「もみじ」と呼ぶようになりました。
一方「カエデ」は、葉の形がカエルの手に似ていることから「蛙手(カエルデ)」と呼ばれていた言葉が転じたものとされています。
代表的な品種
・イロハモミジ・
イロハモミジは身近な公園や社寺で見られることが多く、日本の紅葉を代表する品種です。
イロハカエデとも呼ばれ、福島県以西の本州や四国、九州などの低山に自生しています。
日本庭園や盆栽には欠かせない樹種で、園芸品種も数多く作られています。
葉は5~7つに裂けており、この切れ込みを「いろはにほへと」と数えたことからこの名がつきました。
葉の大きさは3~7cmと、他の品種に比べて最も小さいため「コハモミジ」とも呼ばれています。


・ヤマモミジ・
山地を中心に自生するヤマモミジは、イロハモミジの変種といわれています。
日の当たり具合によって赤やオレンジ、黄色に紅葉するため、色とりどりの紅葉が楽しめます。
北海道から本州・福井県付近までの日本海側に分布し、寒暖差が大きいほど葉の色づきが良くなります。葉の切れ込みは7~9つで、直径はイロハモミジに比べてやや大きいのが特徴です。


・オオモミジ・
オオモミジもイロハモミジの変種で、北海道から九州の山地などに自生しています。
10cmほどの大きな葉は見応えがあり、黄色に色づくこともあります。
葉の裂片は5~9つですが、7つに裂けていることが多いです。
裂片の幅がイロハモミジよりも広いため、「ヒロハモミジ」という別名もあります。


・サトウカエデ・
北米原産のサトウカエデは、カナダの国樹として知られており、国旗にもその葉が描かれています。
春に採れる樹液は糖度が高く、これを煮詰めて作られるのがメープルシロップです。
カナダやアメリカに自生するものは、樹高が30~40mに達し、葉も直径7~15cmと大きめです。
寒冷地を好むため、日本では北海道での生育が適しています。


・イタヤカエデ・
イタヤカエデは朝鮮半島や東アジア、国内では北海道から九州にかけて自生しています。
分布が広いため環境による変異が多く、葉の形は地域や樹齢によって大きく異なります。
黄葉するカエデの代表種ですが、基本的には秋でも緑色を保ち、落葉する直前に黄葉します。
そのため、「トキワカエデ」という別名もあります。また、寒冷地ではきれいに紅葉します。
大きな葉が重なるようによく茂り、板屋根のように雨を防ぐことから名付けられました。
丸みを帯びた分厚い葉は、5~7つに裂け、縁にギザギザがないのが特徴です。


・トウカエデ・
中国東南部や台湾が原産地のトウカエデは、その名のとおり「唐(中国)の楓」を意味します。
乾燥や病害虫、大気汚染に強いため、街路樹として植えられていることが多いです。
葉は浅く3つに裂けているため、「サンカクカエデ」という別名があります。
また、葉の表面には光沢があり、長い葉柄を持つのが特徴です。


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